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緊急地震速報がならなかった理由とは? [その他]

かなり強い地震があっても、時折、緊急地震速報が流れないケースがあります。東日本大震災以降、地震への警戒やそれに対応すべく様々な取り組みがされています。強い揺れが発生する前に、テレビ・ラジオ・携帯(スマホ)などで告知される緊急地震速報の条件や仕組みを知れば、なぜ、ならない時があるのかもわかる筈です。そこで、ざっくり調べて見ました。






■緊急地震速報の流れは

地震発生→地震計で地震波をキャッチ→気象庁にて自動計算し速報を発表→テレビ・ラジオ・携帯(スマホ)

ちなみに、地震計は全国で総数 4380ヶ所

気象庁 670
地方公共団体 2930
防災科学技術研究所 780


■緊急地震速報に種類があった!!

緊急地震速報には、警報と予想の2種類があり、特に震度が大きい場合【特別警報】となります。

「緊急地震速報(警報)・緊急地震速報」

最大震度5弱以上の強い揺れが予想される地域に対し発表
震度6弱以上の揺れが予想される場合を特別警報となる。

「緊急地震速報(予報)」

最大震度3以上又はマグニチュード3.5以上等と予想された場合


■内容・発表条件

発表条件→地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上と予想された場合

内容→強い揺れ(震度5弱以上)が予想される地域及び震度4が予想される地域名

「特別警報」と表示されたら要注意

最大震度6弱以上が予測された場合、通常の警報と同じく発表されますが、内容を伝える時間がないため特別警報となるそうです。




■緊急地震速報がならない場合

2015年5月30日に発生した小笠原諸島西方沖でマグニチュード(M)8.5の巨大地震がありましたが、その時、テレビ・ラジオ・携帯(スマホ)が緊急地震速報(警報)は発表されない事がありました。

この時、小笠原では震度5強、東京・千葉・埼玉・茨城・山梨・静岡でも震度4と発表されました。

東日本大震災の時は震源の深さは24km・マグニチュード9.0・最大震度7でした。マグニチュード8・5と巨大地震だったのに、なぜ、速報が出なかったのかは、震源の深さにあるようです。

気象庁では、震源が150キロより深い地震では正確な震度の予測が困難なため作動しないシステムで、今回は約590キロの異例な深さで起きた為としています。

つまり発生する震源が深い場合は予測が出せないため、現時点の技術では警報が出せないとの事です。

■異常震域について

通常地震の地震であれば震源地で最も大きくなり、中心から同心円状に広がりながら震度は小さくなるが、「異常震域」
の場合は遠い地域に強い揺れが伝わる現象としています。

震災以降、緊急地震速報の回数も減りましたが、時折、鳴り響く音にビックリします。ドコモ携帯を使っているのですが、エリアメールがなると、今でも、東日本大震災の時の揺れを思い出しドキドキします。反面、速報がなると、どこに避難しようか?や、大きな地震ではないように願う事もあります。

震災は予測できませんし、起きて欲しくないですが、万一の時に備えて日頃から準備をしておく重要性を感じます。





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