小沢昭巳さんの代表作「とべないホタル」をザックリ解説 [その他]
童話作家の小沢昭巳さんがお亡くなりになりました。代表作である「とべないホタル」について簡単に解説して見たいと思います。
元々は富山県の小学校の教師だった小沢さん、いじめをなくそうと考え学級新聞にホタルをモチーフに童話を掲載したのが始まりと言われていいます。
この、ホタルの物語にはいじめについて直接的な表現はありませんが、一匹のホタルを通して展開するストーリーの中に小学生・幼稚園・保育園でも理解できる内容となっております。
あらすじですが、
サナギから孵化した、ホタルの中に1匹だけ飛ぶことのできないホタルが生まれます。
生まれつき羽が歪んでいるのが原因した。
それを見た、他のホタルは飛べるよう励ましますがどうすることもできず。自分と違うホタルにどう接していいかわかりませんでした。
次第に、励ましていたホタルが一匹、二匹と離れていき、とべないホタルはひとりにぼっちになってしまいます。
その時、ホタルを取りに子供たちがやってきます。
当然、とべないホタルは見つかり、とぶこともできないので逃げることはできません。そのとき、空を飛べるホタルの一匹が身代わりに子供手に止まり身代わりになります。
それを、見たとべないホタルはひとりぼっちではなく、ほかの仲間が自分のことを思っていたことを知ります。
捕まったホタルは家に連れていかれますが、なぜホタルを取りにいったのかですが、足の悪い妹に見せるためだったのです。
その妹が 「あのホタルにも、ねえちゃんやにいちゃんがいるのかしら」ホタルは、、こう言ってあげたいと思いました。 「ああ、いるよ、いるとも。 そして、きみたちみたいにとても仲がいいんだよ」
と、何とも考えさせられる内容です。
もしかしたら、一度は読んでいるかも知れませんが、これを機にもう一回読んでみたいと思いました。
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